グラフィティプロジェクトの過程


 4日目 (2005年2月22日)


 昨日はちょっと大事な用ができてしまって休んでしまい
 また、ロスした分を一気に取り返すべく、出発。

 今日は昼のかなり早い時間帯からスタート。
 さあ、駐車場のおじさんに挨拶。


 まずは昨日までの壁面を。




 今日は縁取り。
 この作業が一番きついです。
 なぜならば、試し描きのときは板に書いたのですが、
 今回はコンクリートブロック塀。
 当然表面はゴツゴツしています。

 今までの作業はスプレーだったのでさほど気になりませんでしたが、
 今日から入る筆の作業では、この凸凹が非常に厄介です。

 対応策として点描画のように、少し筆につけては
 点を連続してラインを描いていくのですが、
 ざっと 2×4m はゆうにあるグラフィティですので、
 これは地味で果てしない作業でした。
 ですので今日は写真が作業後のものしかありません。




 中に黒を入れると、全体が引き締まりました。
 グニャグニャしたラインはかっこ悪いので乾いてから訂正しましょう。



 さて、今日は進み具合とは裏腹に色々な方に声を掛けていただけました。

 「お!スゲェ!グラフィティだ!」 と、声をあげてくれた高校生たち。
 「通報するぞ〜!」 と、憎まれ口を叩きながら作業を盛り上げてくれた小学生、ツバサくん。(なぜか最初は『栄太郎』という偽名を名乗ってました)
 「これは頼めば描いてくれるの?」 「これはアートだから、きっと高いですよ〜?」 依頼をにおわす、明るい作業着姿のお二人。



 更に、本当に魚屋さんから依頼を受けました。

 「塗りつぶすんじゃなく上から描くってのは好きだねぇ!
 メシと材料費は出すから、うちの店の壁に魚の絵を描かないか?」

 実績のない私にとっては非常にありがたいお申し出です。
 真剣に引き受けようかなと考えています。





 意外なことに、おじさんの受けが非常にいいです。
 そして、若者も積極的に関わってくれます。
 やや、女性への印象が悪いでしょうか。





 本日の使用 : 黒ペンキ 1/2缶
 本日の出来事 : 仕事依頼 1,ツバサくんとの友情 1
 本日のおまけ : ツバサくんと





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